儒学の教典、四書五経にある易経が原典となります。この易経をベースに、易の六十四卦に十二支を配したものを基本として吉凶を判断するのが五行易です。 別名漢易、納甲易、断易、鬼谷易とも呼ばれ、古代中国、紀元前200〜300年頃(約2200〜2300年前)前漢の時代に、卜官であり、五行易の創始者ともいわれる学者京房が、占候易などを集大成して完成させたものといわれています。 五行易の名称の由来は、江戸時代の末期仙台藩に仕えていた、儒学者桜田虎門が木火土金水(五行)をもって占うというところか名付けた名称です。 現代の五行易は、漢易から京氏易を受け継ぎ発展してきた易。また伯温(劉基)によってさらに進化した易ともいえるでしょう。時を経て日本でも易を学ぶ人達も出てきましたが、五行易を研究するものにとって基準となる和訳本も少なく、そのため十分に理解出来ないままに、自己流の解釈をしている人も少なくありません。当講座では古典にある難解な部分は極力抑え、基本に忠実に現代に沿う形で、初心者にも理解できるよう指導しております。